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織田信長、豊臣秀吉、徳川家康など、お歴々の印を押すことで、和紙の流通は安堵された。
黒々と書かれた『お墨付き』。安政3年(西暦1856年)の文字が見える。
越前製紙の歴史
越前製紙の歴史
延元3年
(1338年)
越前守護斯波高経が、三田村掃部に命じて、御教書紙を漉かせ、献上させた。その紙を「奉書」と呼ぶように命じた。
元禄13年
(1570年)
越前朝倉氏の御用紙職となった。
天正9年
(1581年)
織田信長の御用紙職につき、越前奉書には、織田氏の「七宝の印」を押すことを許された。
天正11年
(1583年)
三田村家は、豊臣秀吉の御用紙職につき、豊臣氏の「桐の紋」を、越前奉書に押すことを許された。
慶長6年
(1601年)
福井藩主、結城秀康より、黒印状をいただき、御用紙職となった。
寛文元年
(1661年)
全国初の福井藩札を漉く。
寛文5年
(1665年)
幕府の御用紙職となり、三田村家の幕府献上紙に、「御上天下一」の印を捺すことを許された。
元禄6年
(1693年)
江戸幕府の奉書御用を勤めるため江戸に家宅を設けた(日本橋南伝馬町)
享保12年
(1727年)
紀州藩の御用紙職となった。
明和6年
(1769年)
尾州藩の御用紙職となった。
安永3年
(1774年)
三田村和泉が、紙会所の判元となった。
明治元年
(1868年)
最後の幕府御用紙として、三田村家は奉書16駄を納めた。
明治政府、由利公正の命により、太政官発行の金礼用紙を、三田村筑前が、元締めとして納めた。
明治31年
(1898年)
資本金3万円、発行株数1200株にて、越前製紙株式会社を設立した。
明治42年
(1909年)
越前製紙工場として、資本金1万7000円にて設立。
昭和52年
(1977年)
有限会社越前製紙工場とする。
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有限会社越前製紙工場
〒915-0234
福井県越前市大滝町12-5
TEL.0778-42-0017
FAX.0778-42-0630
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製紙業
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